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「抜擢される人の人脈力」の感想

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ふとしたきっかけがあり、岡島悦子さんの著書、「抜擢される人の人脈力」という本を読みました。書店で見かけただけだったら絶対に自分では手に取らない本だと思います(失礼)

そもそも今までの自分は、「人脈は作ろうと思って作るものじゃない、仕事に一生懸命取り組んだ結果、自然とできていくものだ」と思っていて、自ら人脈を広げるような活動は何もしてきませんでした。(こうゆう考えの人って結構いるんじゃないかなと肌感覚的には思います)

Photo credit: Capture Queen ™ via VisualHunt.com / CC BY

そんな考えだったので「人脈」ということについて深く考えてこなかったけれど、この本を読んで「人脈」に対する考え方が大きく変わりました。そして「人脈」を正しく作っていくために、ちゃんと行動していこうと思いました。

著者の岡島さんは、三菱商事、ハーバードMBA、マッキンゼー、グロービズといったキャリアを歩んだ後、経営のプロを増やすことをミッションに「人×経営」という切り口で数々の企業のコンサルティングを行ってきた方です。

実際に本を読んでみないと腹落ちしない部分もあるかもしれないですが、この本の要点とそこから学んだことを備忘録も兼ねてまとめておきたいと思います。

筆者がこの本で最も伝えたかったこと

いきなり結論ですが、この本で筆者が一番伝えたかったことは以下の5つ。

  1. 戦略的に人脈を構築すれば、抜擢で活躍する機会を獲得でき、人より早く成長できる
  2. 活躍の機会をもたらしてくれる人脈は、意識して努力すれば誰にでも構築できる
  3. 誰もが実践できる人脈構築方法(人脈スパイラルモデル)が存在する
  4. 人脈と能力の両輪を磨いていけば、自らの予想を上回る活躍の機会が次々と訪れる
  5. その結果、仕事の選択肢と自由度が高まり、自分らしく生き生きと仕事を楽しめ、自己実現が可能になる

要は、方法を知り正しく人脈を作ることができれば、自分が活躍できる機会は広がり、それによってより高度なレベルでの自己実現ができるようになり、自分の存在価値が高まることでより自由になれるということかなと思います。

 

人脈スパイラルモデル、5つのステップ

  1. 自分にタグをつける(自分が何屋なのか訴求ポイントをはっきりさせる)
  2. コンテンツを作る(お、こいつはと思わせる実績事例をつくる)
  3. 仲間を広げる(コンテンツを試し合い、お互いに切磋琢磨して次のステップを共創する)
  4. 自分情報を流通させる(何かのときに自分を思い出してもらえるように種を蒔く)
  5. チャンスを積極的に取りに行く(実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーを上げる)

この本の中で最も共感したのが、このタグの考え方。
自分の強みをタグで端的にかつ魅力的に表現し、それを人を介して自然に流通させることで、機会を自ら呼び込むことにつなげるというもの。
この考え方はなるほどなぁと思いました。確かに自分も何か新しいことを始めるようとするとき、誰か一緒にやってくれる人(興味を持ちそう、刺激になりそう、貢献してくれそうといった視点)をまず頭の中で探します。そこにいかにたくさん登場するかということかなと思います。

タグは3つの視点で考えるのが良いとのこと。

  1. 将来どんな仕事をしたいか(Will)
  2. 自分にできることは何か(Skill)
  3. 相手にどんなメリットをもたらすか(Value)

やはりWill=自分の意志にそぐわないことは誰しものめりこめないので、120%の力を発揮するためには自分の目指す方向にあっている仕事をすることが重要だなと思う。そのためには、Willを周りにちゃんと伝えることが大事。

そして当然自分が何ができるのかというSkillが明確でないと、周りの人はこの人がどのように貢献できるかがわからないので自分のスキルを明らかにすることが大事。ここは多少自信がなくても言い切っちゃっていい気がする。やろうと思えばあとからいくらでもキャッチアップできるかなと。

最後にValue。相手にどんなメリットがあるか、という視点は常にもっていないといけないなと思う。タグ化するタイミングではおそらく相手が見えないことも多いので、ここは自分がいる業界やビジネス領域での課題に対してのValueというように、少し大きく捉えてもいいかなと思う。それを正しくつけるためには、その領域の動向を俯瞰して見て、顕在化している課題、またはこれから顕在化するであろう潜在的な課題を把握していることも重要かなと思う。

そして自分つけたタグは、誰かに話をしてその反応を見ながら、さらにタグをブラッシュアップすることを繰り返すのが大事。

 

他にも「人脈」について考えさせられる内容がたくさん詰まっていたので、簡単にですが箇条書きで。

・仕事の人脈は
 −ギブアンドテイクの関係が成立することを双方が認識している
 −お互いへの期待値がどこかで合致する
 −一定の期間限定の可能性もあり、関係の永続性を前提としない

・仕事とプライベートの人脈は別物
 
・自分の情報を流通させるとは即ち、「まず目の前にいる相手に、自分とのディスカッションや会話を楽しんでもらうこと」である
 
・自分がアピールしたいことや伝えたいことを優先するのではなく、相手が得をすること、求めていることにまず応えるという姿勢が重要
   
・キャリアデザインではなく、キャリアドリフト
キャリア計画を立てすぎず、やりたいことだけを明確にした上で、漂流しながら実力を蓄積しておき、来たチャンスという波をしっかりと捉まえる
 
・市場価値は、能力×実績×意欲
 
・部署やチームに自分が入ったことで「何が変わったか」「どんな効果があったか」「どれだけ価値が向上したか」を常に考えていなければ、信頼を得ることは難しい
 
・人脈スパイラルモデルのゴールには、自由が待っている
働き方も自由度も含めて、やりたい仕事が選べる自由
自分の信念、使命感を大事にする仕事を選べる自由
 
・自分が代替不能な人材になれば、様々な呪縛から解放される自由と責任が得られる
やりたいことを仕事にできる
信念や価値観に合わない仕事を除外できる
時間と労力などの投資に対する自由度が高まる
視野と選択肢の幅が広がる
仕事のチャンスの流れが変わる

最後に

この本の中にもありましたが、仕事は「ルーティンワーク」と「クリティカルワーク」に分かれると思います。

ルーティンワークは、マニュアル化でき、誰でもそれを見ればできる仕事。これらはグローバル化に伴いより安価な外国人労働力に置き換わってしまったり、またAIなどの発達によりロボットに奪われてしまうことが近い将来予想されます。

それに対して、クリティカルワークは、新しい価値を生み出すことであり、様々なスキルや人脈によってその人にしか成しえないクリエイティブな仕事。

自分がクリティカルワークをし続けられるように、能力開発はもちろん、人脈構築も同じくらい大事なんだなとこの本を読んで気づきました。

 

上記で書いたことは特に印象に残った部分で、ほんの一部なので、もし気になった方はぜひ一度この本を読んでみることをお勧めします。

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