新しいサービス、アプリ、参加したカンファレンス、読んだ本についてなど気ままに書いていきます。

インターネット業界で働くディレクターの雑記

カンファレンス サービス開発

TechCrunch Tokyo 2017に参加してきたのでレポート

投稿日:

TechCrunch Tokyo 2017に参加してきました。

http://jp.techcrunch.com/event-info/techcrunch-tokyo-2017/

去年に引き続き2回目の参加。去年は途中で仕事で抜けないといけなかったので、フルで参加するのは初めてでしたが、とても良いイベントで刺激をたくさんもらいました。

手元に残っているメモをもとに、忘れないうちにざざっと振り返ってみたいと思います。

写真撮るの忘れてフリー素材を使うことに。。

Photo credit: TechCrunch via Visualhunt / CC BY

 

Keynote Session「ついに日本上陸―、2018年始動のWeWork日本代表Chris Hillが語る新しい働き方と生活のムーブメント」

Chris Hill氏(WeWork Japan 代表取締役)

  • WE GENERATION = マインドセット
    • ミレニアルとは違う
    • グローバル思考
    • 2020年にはグローバルワーカーの50%はWE GENERATIONになる
    • We over ME
    • Want to make a life
    • work style of tomorrow
    • wanna make change, help other people
  • 20万人の会員がいる、5大陸
  • エンタープライズカンパニーも入ってきている
  • Creator awardsを始めた
  • CEOの卒業スピーチがとても良いので見て欲しい

Fireside Chat「「カンバン方式」のアプリ化でタスク管理の定番となったTrelloの軌跡」

Michael Pryor氏(Head of Product, Trello at Atlassian)

  • 20言語対応しているが、正式に対応したとはいえない。翻訳しただけ
  • 現地に行ってちゃんと対応したケースと、翻訳だけしたケースがある
    • ブラジルは現地に行って対応した
      • ユーザーがtrelloの人とコミュニケーションを取れる
    • スペインは翻訳だけした
      • 伸びが全然違う、翻訳だけではあまりユーザー増えない
  • 製品のフォーカスはどうやって決めてる?
    • アプリは水平展開する
    • 使う用途はそれぞれ違う
    • 機能要求ではなく、どんな痛み・課題があるのかに耳を傾ける
    • 同じ機能で同じtrelloを水平展開する
  • 無料でも使えるが、有料版もある、有料版は
    • Power APPプラットフォーム
      • qiitaやチャットワークと組んだ
      • 他にも組んでいきたい
    • 誰でも使えるものにしたい
  • 2500万以上の人がサインアップしている
  • アトラシアンと合併した背景
    • 同時期に創業した
    • 共通点も多い、使命も似ている
      • すべてのチームの持つ潜在力をあげる
      • trelloが加わるとそのミッションにも価値をもたらすことができる
    • trelloもやりたいことがあったがリソースなくてできないことがあった
      • アトラシアンとの合併後にデスクトップアプリもリリースできた
    • スピードを落とさずに、やりたいことができように整備してくれている
    • 企業文化も似ている
  • trelloは150人くらい、65%が世界中でリモート
    • 関係構築重要なので、ビデオ会議はよくやる
    • 年に1回、全体会議をリアルの場でやっている
    • 4人人組のランダムなグループを作る
      • プライベートなことも気軽に話せる場をオンラインで持つ
  • 起業家へのアドバイス
    • 最初からグルーバル視点で考えて作るべき
    • あとからやろうとすると大変

Panel Discussion「胎動する日本のライブコマース、その勝算を先駆者に聞く」

伊豫健夫氏(メルカリ 執行役員)、新井拓郎氏(Candee 代表取締役副社長 CCO)、鶴岡裕太氏(BASE 代表取締役CEO)

  • メルカリチャンネル
    • 来週サブチャンネル機能リリース(ランキング、おしゃれなど)
  • BASE
    • 300万人以上ユーザー
    • BASEライブ
    • 職人やクリエーターがお店を出してて、ライブでも発信している
なぜライブコマースの機能を入れようと思ったか
  • メルカリ
    • 中国で伸びている、可能性があるのでは
    • C2Cの世界観にフィットするのでは
  • BASE
    • ブランドがあるものではないので、深く知ってもらえないと買ってもらえない
    • コミュニケーションはそもそもめっちゃ重要
手応えある?
  • キャンディ
    • ビジネスモデル検証、売れるの?
      • 参加者が多ければ、売れる率が上がる
      • ライブ参加した人(ハート押した人)は、見てるだけの人に比べてコンバージョン率が2倍
      • どうやって参加してもらえるかを工夫してテストしている
      • ちょっとずつ参加してもらえるように、演出など
      • コンテンツ結構作り込んでいる、制作コストかかってそう
    • ライブコマース x D2C
      • マーケットインでオリジナルブランド
    • 商品ファーストではなくコンテンツファースト
      • 人にフォローがつく
      • 購入導線が全然違う
  • メルカリ
    • 一般の人がライブ配信してものが売れるのか、は検証した
      • 結果、売れる。ストーリー性のあるもの
    • だめなものもある。ライブは難しい
  • BASE
    • 出店は、個人もインフルエンサーもある
    • 自分で本当に好きで作っている人かお金儲けが先行しているかが、ライブだとすぐわかる
    • 質問1個に対する答え方でわかる。好きな人は永遠に語る。ライブはごまかしが効かない
日本で中国みたいにめっちゃ売れるの?儲かるの?
  • ライブコマースは在庫と人なので、中国はその組み合わせをスムーズに作れている
    • インフルエンサーと有名商品
  • メルカリは個人のものを売るので在庫ない
    • 今後は家の中のものだけじゃなくて、企業の商品を売るみたいなこともありえる
  • 今の時点でインフルエンサーは多くないが、人が育つとマーケットも広がる。ポテンシャルは見える
  • 買う人が売ってる人の顔を見たがるので、最初は商品しか映さないが、3,4回目に顔出しするケースもある
ライブコマースが今後どうなるか?
  • BASE
    • 地方のリアルショップの人が、お店空いている時間にライブ配信するところに未来を感じる
    • 物理的制約を超えて空いている時間を使ってビジネスができる
    • 時間軸はわからないが、そんな未来が普通になるのでは
  • キャンディ
    • コミュニティビジネスに近いと思う
    • ファンとのエンゲージメントを作りながら伸ばしていく
    • スモールをたくさん作るのか、ミドルをしっかり育てるのか、ハイを狙うのかはこれから
  • メルカリ
    • 人とものの結びつきが変わっていくと思う
      • バラエティ豊かになるのでは
      • ネット x コミュニティの組み合わせがライブコマース

Fireside Chat「“モノを瞬時に現金化” 注目アプリ「CASH」、連続起業家の新たな挑戦」

光本勇介氏(バンク代表取締役CEO)

  • なぜ作ったか
    • 世の中にないサービスを作りたかった
    • 少額資金ニーズはあるが、既存サービスはめんどくさい
  • 競合はどこになる?
    • メルカリとかよく言われる
    • メルカリよりは安くなるが、簡単だから利用する必要がいる
  • 二次流通の課題
    • 買い取りたいけど買い取れない
  • 新品の市場に対して、二次流通の市場はまだまだ小さすぎると思う
  • 世の中のあらゆるサービスは悪い人がいる前提のルールやUXになっている
    • バンクでは性善説に基づいて考えている
    • 一部の悪い人がいてもいい人の方が多いから成り立つよねというスタンス
    • それが成立するかどうか、成立すれば今後生まれてくるサービスも変わるのでは
    • 結果、日本人は悪い人は少ない(外国人で不正利用者がでてきてるのかも)
  • 競合出てきたら、何がCASHの強みになるか
    • ブランドはこれから作っていかないといけない、UXも
    • 見せ方は経験上すごく大事、どんなサービスとして見てもらえるか
    • 「買取アプリ」はわくわくしない。「目の前のモノが瞬間的に現金に変わる」はわくわくする

Guest Session 「国際送金のヒドさに憤慨して起業―、英Fintechユニコーン創業ストーリー」

Taavet Hinrikus氏 (TransferWise Co-Founder and Chair)、元Skepeのエンジニア

  • What Skype is doing is like a toy
    • 褒め言葉、最初はおもちゃと言われ、笑われてスタートする
    • このおもちゃが洗練されて、ユーザーの期待を上回るスピードで成長する
  • 大事なことは3つに集約される
    • Solve a real problem in a big market
    • Make a product thats 10x better
    • Do it fast
  • 大きな市場を狙うのは重要。市場が大きいとたくさんの人を動かすことができる
  • 10倍いい製品をつくると、他のものから乗り換えてくれる
  • Transfer wiseは既存の仕組みより10倍いい
  • パーフェクトでなくてもいいので早くやることが大事
  • ディスラプトされないために
    • Don’t get greedy(強欲になるな)
    • Focus on the customer
      • フィードバックループをオープンにしておく、背後に組織がありそれを聞く体制を作っておく
    • Keep asking what if?’
      • 大きなリスクを取り続けないといけない
      • その時に大事なのは、夢を忘れない
      • skypeもtransferwiseもIPOが目標ではない。どうやったら世界を変えられるか
  • How can you change the world?

 

Keynote Session 「IoTプラットフォームで急成長、KDDIによる大型M&Aの背景と今後の展望を聞く」

玉川憲氏(ソラコム共同創業者)

  • 8000以上のクライアントがいる、大企業もスタートアップも
    • Farm Note(牛の状態管理で高いマーケットシェア)
      • 牛の胎盤の温度を測って、温度変化を検知する
    • まごチャンネル
      • テレビでまごの写真が見れる、通知がくる、生存確認にもなる
    • ソースネクスト
      • 通訳デバイス、60カ国
  • IoTの今後
    • 様々な産業ごとにそれぞれのIoTがでてくる
    • 小型化、価格の低下は進む
  • スタートアップのチームの話
    • エンジニア半分くらい
    • 平均年齢36,7くらい
    • 社員45人
    • 待遇もよくして、全員にSOもだした
  • オプションプール10%つくった(アメリカではよくある)
    • 優秀な人材を確保するために
  • 海外展開は、アメリカ、シンガポール、もう一個
    • アメリカは立ち上がりつつある
  • 苦しかったこと
    • シリーズAの調達の時のプレッシャーはしんどかった、心臓痛かった

Fireside Chat「失敗から出たホームラン「Slack」が時代の寵児となったワケ」

Cal Henderson氏 (Slack Co-Founder/CTO)、前田ヒロ氏(BEENEXT Managing Partner)

  • 日本は3番目に大きなマーケット
    • 500万人のユーザー
    • 日本はモバイルでのアーリーアダプター
    • 英語圏ではない一番大きなマーケット
  • なぜ今のタイミングで日本ローカライズ?
    • 1年くらい準備していた
    • ドキュメンテーションやヘルプも伝わる形で用意したかった
    • 大企業でも使えるように
    • 日本のメッセアプリも研究した
  • エンタープライズへの展開
    • 最初はスタートアップから入った。相性がよかった
    • 数十万人の世界最大規模の会社でもslack使われている
    • CRMやERPやMAなどと繋げる必要がある
  • ARRが3年間で2億ドル、600万DAU、どんな風に仕事してる?フォーカスは?
    • 時間をかけて、カスタマーフィードバックを聞いてきた
    • 数万のtweetに回答を返した
    • リクエストはいいアイデアも悪いアイデアもあるが、何をしようとしているかちゃんと理解すること
    • フィードバックからペイン、フラストレーションを十分に理解することが重要。これが基盤
  • 何に気をつけている?
    • 社員は4年間で1000人になった
    • 社員規模が2倍になるタイミングで、トラブルが起こる、プロセスは崩壊する
    • Slackで社内のフィードバックを吸い上げる仕組みを持つ
    • 営業チームも最近作った。カスタマーサクセス、ソリューションエンジニアも設置
  • Slackがemailを殺す?
    • emailはみんな嫌いだけど、消えることはないだろう。インターネットのごきぶりのようなもの
    • Slackはデフォルトはチャネルなので、メールよりも透明性も確保されているし、チームとしてのまとまりもでる
    • プラットフォームとしてBIのデータを見せたりしながら、リッチなコミュニケーションが取れるし、残せる、後から遡れる
  • AIの活用
    • slackに戻ってきた時に、どのメッセージを最初に読む必要があるかをレコメンド
    • 機械学習でできることはたくさんある
      • 情報量が増えれば増えるほどパワフルになる
  • 競合について、差別化
    • チームがコミュニケーションする形を提供する
    • 4年分の経験がある
  • 上場について
    • 上場企業のように振舞うことはしている。情報も開示しているし
    • IPOのタイミングは決めていない
    • 今もプロダクトにフォーカスしている、顧客体験の向上、働き方をよくすることにフォーカス
  • Flickrでも成功、秘訣は?
    • toCもtoBも、ユーザーを第一に考えたこと、エクスペリエンスを第一に開発した
    • 楽しく使えるもの、既存のビジネスツールはつまらないから
  • 好きなショートカット
    • コマンド+kでDMとチャンネル間の移動が迅速
  • 好きなサービス
    • スナップチャット
    • 一つの目的のために使う、それがすごくうまくできる
  • 好きなゲーム
    • ポリトピア(シビライゼーションのようなゲーム)
  • スタートアップへのアドバイス
    • ユーザーフィードバックを聞いて、彼らが求めるもと、愛するものをつくること
    • ニーズをちゃんと満たす
  • やりなおすとしたら
    • 多言語対応をもっと早くやる。日本でこんなに使われると思ってなかった

Keynote Session「高品質Q&Aサイト「Quora」で世界中の知識を共有、Facebook元CTOの挑戦」

Adam D’Angelo氏 (Quora Co-Founder/CEO)、Serkan Toto氏(Kantan Games CEO)

  • 8年前にスタート、日本語版は火曜日からスタート
  • アダムさんはfacebookの初代CTO
    • facebookはエンジニアとして入社
    • 一年半くらいCTO
    • エンジニア部隊は当時100人くらい、2007年
  • その後quora起業
    • 2008年、知識を共有するプラットフォームがでてきたが、クオリティが高くなかった
    • 高い品質をキープできればシェアはとれると思った
    • 4人で作った。半分の時間はコードを書いていた、残りは雑務含めて色々やった
  • Quoraはどんなプロダクト、ユニークなポイントは
    • ナレッジシェアプラットフォーム
    • どんな質問でもできる
    • しっかりと回答できる人を揃えている
    • answerはずっと残るので、知識のデータベースはどんどん大きくなる
  • 競合は?違いは?
    • まずナレッジの品質、管理は難しい
    • マシンラーニングで正しい回答者とマッチングさせるところ
  • 典型的なQ&Aサイトではない。質問と答えが深いレベルで行われている
  • クオリティの担保は
    • 実名制
    • 信頼度
    • 投票(専門家が回答をみて投票する)
  • すばらしい答えがでてきたときには、多くの人に見てもらえるようにする
  • トップライターがいる
  • ユーザーベースが大きくなっている、今はテキストベース、動画や写真よりも。Google検索と相性がいい、Googleとの関係は?
    • google向けに最適化しているわけではない、いいコンテンツを作ろうとしている
    • 結果いい関係が築けている
    • マーケティングもときにはやるが、大部分はユーザーがSNSでシェアしてくれている
    • うまく成長サイクルに入っている
  • 出せる数字は?
    • 2億人のMAU、グローバルで
  • 品質維持のために
    • 質問を一つにまとめる
    • なので件数を出してない、減って見えるから
  • 変化のスピードは、ここ2年間は
    • だいたい安定して伸びている
    • 回答が増えれば質問も増える流れ
    • 7,8年安定して伸びている
  • どのような分野の質問が多い?
    • トピックは特に選んでいない、注力していない
    • 現実もばらばら。人々が知りたい、興味があるもの
    • 料理、子育て、宗教、科学、就職、進学、bitcoin、旅行など
  • 一番の有名人は、オバマさん。時々使っている
  • お気に入りのステートは?
    • なぜ水は透明なの?
    • 進化生物学者の回答。動物の目は水中にいる時に進化したので、水が透明でなければ目が進化しても何も見えない
  • Quoraはコミュニティ?どうやって作ってる?
    • プラットフォームとしては、ターゲットを絞り込んだ質問。
      • ブログを書いている人はオーディエンスを作りたいが、200人の人が今この情報を待っているんだとわかればやる気が起きるはず
    • 自分の回答によって、誰かを助けたいというモチベーション
    • Quoraの回答で、仕事を見つけたり投資を受けたりするケースもある
    • 有名になることもモチベーションになり得る
  • チーム構成、会社について、毎日の仕事など
    • 200名、かなりリーンなチーム
    • コードは最近は書いていない
    • 戦略や方向性、優先順位決め、チームのプロジェクト管理をやっている
    • 自分を通じてチームの生産性をあげることも重要
  • TCレポートで、18億ドルの評価額
  • グローバライゼーション
    • とにかく品質
    • ここ2年でやってきた
    • 最初はスペイン語、1年前
    • そのあと、フランス語、イタリア語、ドイツ語、そして今日本語
    • アジアで日本語を選んだ理由
      • マーケットが大きい
      • 紳士な対応、本読むのが好き
  • マネタイズ
    • フォーカス広告(企業の質問にユーザーが回答する)
    • プロダクトをスケールアップしてからマネタイズ、日本でのマネタイズはまだ先
  • 日本での具体的な戦略
    • adoptive
      • 日本でも英語でやってきたことをまずやる、その後様子を見ながら改善
    • カントリーマネージャーは日本人
  • 日本市場調査した?yahoo知恵袋とか
    • した。競合は多いけど、求める品質に達しているところはいないと思う。競争力あると思う
  • Quoraスタイルをコピーしようとしたがうまくいかなかった
    • 品質管理は難しい。忍耐も必要
  • ユニークな製品を作ることが大事

Panel Discussion「ベンチャーキャピタリストと個人投資家が語る、国内スタートアップ投資の最新事情」

村田祐介氏 (インキュベイトファンド 代表パートナー)、千葉功太郎氏 (投資家)

  • 千葉さん
    • リアルの課題をテクノロジーで解決しているところを中心に投資している
    • 起業家道場運営
      • 高い視座
      • 圧倒的知見
      • Giveの精神(各社が経営や採用や資金調達について赤裸々に語る)
    • 最近の投資先種別
      • アグリテック
      • ドローン
      • インバウンド
    • 大きなプラットフォームが出てくるときは起業家はチャンス
      • ドローンはその一つ
  • 村田さん
    • 去年の国内スタートアップの資金調達額合計は、2160億円、1400社
    • 今年は金額は同じくらいで、社数は500社くらい。つまり調達金額があがってる
    • ヘルスケア、フィンテック、ロボット、AI、IoTあたりにお金が集まり始めている
    • 純粋なネットサービスはあまり活発ではない
    • 2016年VCファンド組成動向、50社強、2783億円
  • 今はお金が溢れているが、いつまた下がるかわからないので、起業家は緊張感を持つべき
  • CVCは20~30億くらいでスタートするケースが多い
    • トヨタの未来創生ファンドは400億円でスタート
  • 今年のIPOの着地は80社くらい(去年と同じくらい)
    • 今年は300億円くらいつく企業が出てきた
    • 今年はVCが回収できた金額が大幅に増えた。340億→965億(3Qまでで)
      • 3Qはマネーフォワード、パークシャー、Wantedlyなど大型があった
      • MAでソラコムが200億超
  • オープンイノベーション
    • KDDIはうまく仕組み化している。多くの買収を成功させている
  • シード期やシリーズAでの課題
    • 投資するファンドやエンジェルの顔ぶれがあまり変わらない
    • エンジェル数名で、数千万とかもよくある
    • 圧倒的にプレーヤー(エンジェル)が足りていない
    • MAでexitした人が、20~30代で個人資産でエンジェル始める人が多い
  • 連絡手段は、直接アプローチか、紹介
  • ICOの調達は、株での調達とどう違う?
    • ICOは事業やプロダクトへの投資
      • すでにキャッシュを生むサービスやプロダクトがスケールするためにICOする
      • 円に変換はしていない。bitcoinで給料を払っている(海外とかではよくある)
      • bitcoinは税金どうなるんだろう?
      • 日本は優良マーケットの一つ
    • 株は会社への投資
  • 来年の予想
    • 大型IPOが増える
    • 最初からICO想定(IPOは狙わない)のスタートアップが出てくる
    • IPOとICOのバランスが取れてくる

Fireside Chat「家計簿からクラウド会計まで、今年IPOしたFintechスタートアップ創業者に聞く」

辻庸介氏(マネーフォワード共同創業者/代表取締役社長CEO)

  • 銀行サイトのスクレイピング大変だった
  • API連携必要、API解放進んでる
  • 日本のフィンテックはいい(もともとの仕組みが割とちゃんとできてる)
    • 中国が一番進んでる
    • 官民が協力していい方向にいこうとする流れがある
    • 滝さん、神田さんを採用できたのは強い(ネットワークや考え方が違う)
  • やり直したいこと
    • マネーブックは作らない
    • 採用。なんども失敗したので迷ったら取らないと決めた
  • 採用基準
    • 自頭
    • 人柄、チームに合うか
    • ビジョンへの共鳴

Fireside Chat「加速するインバウンド、KDDI傘下となったReluxの展望」

篠塚孝哉氏(Loco Partners創業者/代表取締役)

  • リリース直後のグロース
    • 年率250%前後で成長中
      • 1~2年目は全然予約されなくて、自分たちと友達しか使っていなかった
    • これが抜群にきいたというのはない、積み重ねでだんだん聞いてきた
      • SNSマーケティングをかなり早めにやった
      • 旅行とアプリは相性が悪いと言われていたが、今は予約の大部分はアプリからきている
    • どんなKPIみてた
      • 今もどこ見ていいかはっきりわかっていない
      • シンプルに会員数、予約数などは見てた
        • 動画のマーケとかどの数字見ていいかわからない
        • インスタも効果まったくでない
        • でもお客様の声ではでてくる
        • 直感を信じて投資する
    • 直近伸びてるのは、インバウンドがすごく伸びている
  • インバウンドについて
    • 2015年4月からインバウンド施策始めた
    • 台湾、韓国、中国、香港
    • ローカライズがすべて
      • マーケティングチャネルも気にいるデザインも、コピーも全然違う
      • グローバルは現地スタッフをやとう
      • 中国はfacebook likeとかあると遮断されて見れない
      • weiboとか現地のSNSを考える
    • 1年以内には欧米でスタートしたい
  • KDDIに参画した理由
    • IPOやMAは最初から意識していない
    • 自分たちの実現したい世界観をどうやって達成するか
    • IPOだといろんな制限があってやりたいことができなさそう
    • KDDIは営業利益で8000億あり、非通信領域に投資している。自分たちでIPOしてやるよりも、KDDIのアセットを活用した方が伸びるのでは
  • 買収を社内に伝えるとき
    • 説明をちゃんとしたのでネガティブな反応はなかった
  • 参画後
    • スマートパスからユーザー流してもらう
    • ポイント連携
    • ID連携
  • 民泊事業を立ち上げる
    • 世界でアンホテルというワードが流行ってる(ホテルじゃないところにとまる)
    • relux同様、厳選して掲載していく
  • 中国は中間層が1億人いる、海外旅行いく人が1.2億人、5年間で2億人になる
    • これから中国のプレゼンスは上がる
  • 創業時は、techcrunch以外は全部予選落ちだっただから、みんな大丈夫!

 

スタートアップバトル

昔からある業界の課題をそれを熟知している人(中で働いていた人)が、テクノロジーの力で解決するというようなプロダクトが多かった。特に建設業界。未だ現場は紙や電話でのコミュニケーションが主体だったりと課題が多そう。そしてマーケットも大きい。他にはHRTech系やシェアリングエコノミー・マッチングもトレンドのよう。参入障壁が低いので入りやすいからかな。

Scoutyは尖ってて面白いと思った。でも一番可能性を感じたのはVoisy。審査員からの質問では、動画と比べてマーケットはどうなのか、結局エンゲージメントは動画に勝てないのでは、という質問がいくつか出ていたが、個人的には動画にも負けないんじゃないか、もしかしたら動画超えるプラットフォームになりうるのではと感じた。

なぜかというと、

  • プレゼンでも言っていたが「ながら聞き」ができるのはでかいと思う
  • 移動中や家事をしているときなどタッチポイントが多く、接触時間も長くなるはず。通勤通学の時間を取れるとそれだけでも結構な接触時間(もちろん聞きたいと思うコンテンツや仕掛けがあってこそだが)
  • あとこれもプレゼンで言っていたが、時間をかけてファンがちゃんとつけば、継続してエンゲージすると思う
  • (すごく感覚的だが)リスナーの興味にあっていれば、広告がそんなに嫌じゃないのではという気がする。

シュリンクしているラジオのマーケットを置き換えるの?という質問もあったが今ラジオを聞いていないスマホ世代も十分ターゲットになってくると思う。つまり音声という要素をうまく生活の中に取り入れた、新しい心地よい体験を作るということなんだと思う。

最終的にはマスがターゲットになるので多種多様なコンテンツを揃えないといけないと思うが、結構それは最初大変だと思うので、まずは特定のセグメントに絞ってしっかりと生活の中に入り込むコンテンツとUXを作り込んでほしいなーと思います。応援しています。

あと、審査員の方々の最後の総括を聞いていて思ったのは、やはりでかいマーケット、ゆくゆくはグローバルにも展開できるかどうかが、このコンテストの評価ポイントとして重要になっている。投資家視点だともちろん正しいと思う。でも個人的にはすべてのサービスがそこまででかくなることを期待しなくてもいいのかなーとも思う。グローバル展開難しそうだけど、ローカルでめっちゃバリューを発揮しているプロダクトがあってもいいのではと感じた。

 

まとめ

すべてのセッションを聞けたわけじゃないけど、全体的にとても気づきの多いイベントでした。すごく雑多にまとめると、

  • WeWorkに代表されるような働き方・生き方の変化はグローバルの大きなうねりとしてこれからますます広がるはず。大企業、スタートアップ、個人がどんどん交わりあってコラボレーションすることで、新しいイノベーションが生まれやすくなると感じた。
  • グローバルのユニコーン企業も成長のためにやってきたことはとても泥臭く、忍耐力のいることも多い。Slackのとにかく顧客の声を聞く姿勢やそれをプロダクトに生かす体制、Quoraの品質管理の仕組みなど。ここはとにかく徹底的に、妥協せずやりきれるかどうかの差な気がする。
  • 音声プラットフォームの可能性。Google, Amazon, Appleのどこがマーケットシェアを取れるか、その中でLINEがどう戦うか(今のところターゲットをすみ分けてそうな印象)キラーアプリが早く出て来て欲しい。というかEcho早く欲しい。
  • スタートアップにおいて採用超大事。スキルや経験もだがカルチャーフィット超重要。一人でも合わない人が入ってしまうと周囲のメンバーのエンゲージメントも下げてしまう。カルチャーフィットで迷ったら取らない。スキルは後からキャッチアップできるがカルチャーが合わない人は合わない。
  • ぱっと見レッドオーシャンぽくても、切り口と徹底的な顧客バリューの追求で、勝機は見いだせるのだと思った。QuoraやReluxの話を聞いて。
  • 最初からグローバルを意識してサービスを作った方がいい。あとからやるの大変そう。そもそも構造的にグローバルに出るのが難しいビジネスであることもある

という感じです。

共通してるのは、とにかく顧客目線で徹底的に顧客体験にこだわってプロダクト開発をすること、改善し続けること。

最近読んでる「ジョブ理論」という本の考え方にもとても近いと感じたので、ご興味ある方はぜひ。

最後に、TechCrunch Tokyoのスタッフのみなさま、お疲れ様でした!とても良いイベントだと思うのでぜひ来年も参加したいです。

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